【内部告発】腐った原料で健康食品を製造していた製薬会社の闇

某大手製薬会社で60歳まで勤め、その後中堅製薬会社に転職した研究部長経験者(仮名:Tさん・60代・研究職)から、衝撃的な内部告発が寄せられました。
それがこちら
「転職先の会社で製造している健康食品について、ユーザーからクレームがありました。『長年愛用しているがくさい臭いは何とかならないか』という内容でした。原因を調べた結果、製造中に原料が腐っていることが判明しました」
この記事では、腐った原料で健康食品を製造し続けていた製薬会社の実態を詳しく解説します。
結論から言うと、これは食品衛生法違反であり、消費者を欺く重大な不正行為です。
大手から中堅製薬会社への転職

Tさんは、長年のキャリアを経て転職しました。
「某大手製薬会社の研究部門で60歳まで勤めた後、元同僚の先輩に誘われて転職しました。その先輩が常務として勤務している従業員60名程度の製薬会社で、医薬品や健康食品を製造販売している会社です」
研究部長として迎えられました。
大手での経験を活かせる立場。期待されての転職だったのでしょう。
でも、転職先で待っていたのは、想像を絶する実態でした。
「ある時、会社で製造している健康食品に関するユーザーからのクレームがあり、その原因を研究部門で解明することになりました」
ユーザーからのクレーム。
企業として当然対応すべき案件です。でも、その調査結果は…
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強烈な異臭の正体は腐敗した原料

問題の健康食品について、Tさんは詳しく説明してくれました。
「問題の健康食品は、ブタの肝臓を原料として製造され、滋養強壮を謳った製品です。定期的に製造されていて、まあまあ売れているものでした」
ブタの肝臓が原料。
滋養強壮系の健康食品として、一定の需要があったようです。
でも、この製品には以前から問題がありました。
「その健康食品の製造に関しては、以前から『製造の過程で非常に強烈な異臭を発生するので、製造現場には近寄るな!』と言われていました」
製造現場に近寄るな。
異常ですよね。
「クレームの内容は『長年愛用しているがくさい臭いは何とかならないか』というものでした」
長年のユーザーからの訴え。
臭いがきついという苦情です。
そして、Tさんが調査した結果…
「健康食品の製造中に発生する異臭は、特に夏場の暑い時期が酷かったことと、工場には空調がなく、原料がブタの肝臓ということから、その原因は最早明白でした」
原因は明白。
「製造中に原料が腐っているのです」
腐敗していた!
「当然、私が統括する研究部門でも科学的な分析等を行いましたが、原料の腐敗による異臭であるとの結論でした」
科学的分析でも腐敗を確認。
「要するに、この会社では、長年に渡って腐った健康食品を販売していたのです」
長年にわたって腐った製品を販売。
これ、完全にアウトです。
食品衛生法では、腐敗・変敗した食品の販売は禁止されています。違反すれば、3年以下の懲役または300万円以下の罰金です。
クレームへの驚愕の対応

そして、調査結果を受けての会社の対応が、さらに衝撃的でした。
「クレームを挙げていたユーザーへの会社側の対応も、これまた凄かったです」
どんな対応だったのか…
「『この製品独特の臭いは、健康成分によるものなので、この臭いを除くということは、健康食品としての効果を損なうことになります』だって!」
健康成分による臭い?
腐敗臭を健康成分と偽る。
これ、完全に消費者を騙しています。
景品表示法違反(優良誤認)にも該当する可能性があります。実際とは異なる品質を表示して、消費者を欺く行為です。
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製薬業界に蔓延する違法行為

Tさんは、さらに衝撃的な告白を続けました。
「私は既に退職していますが、二つの製薬会社に勤務してきました。その中では、企業の色々な闇を経験しています」
企業の闇。
「例えば『医薬品の有効期限が、製造承認書に記載した期間もたない』とか『病院に報告した臨床検体の検査結果がいい加減』とか『工場がGMPの基準を満たしていない』等々、思い起こせば切りがありません」
数々の違法行為。
医薬品の有効期限偽装、検査結果の捏造、GMP(医薬品の製造管理及び品質管理の基準)違反…
これらはすべて、薬機法違反です。
「製薬メーカーに限らず、どんな業種でも、多かれ少なかれ違法行為は行われているものです」
どこでも違法行為がある。
「かく言う私も、現役時代にはデータのメイキング(改竄)などは日常的に散々やってきました」
データ改竄も日常的。
研究部長という立場でありながら…いや、だからこそ、組織ぐるみの不正に加担せざるを得なかったのでしょう。
「はっきりいって『法に抵触していない会社なんて、残念ですがこの世の中には存在しません』というのが、長年企業で働いてきた私からの提言です」
法に抵触していない会社は存在しない。
極論かもしれませんが、Tさんの経験から出た言葉です。
内部告発者が語る製薬業界の実態

腐った原料で健康食品を製造。
これは氷山の一角に過ぎません。
製薬会社は、人の健康に直接関わる製品を扱っています。だからこそ、高い倫理観と法令遵守が求められるはずです。
でも、現実は…
利益優先で消費者の健康を軽視。
不正を知りながら黙認する企業体質。
内部告発しても握りつぶされる環境。
こんな会社が、健康食品や医薬品を製造しているなんて、恐ろしいことです。
Tさんのような内部告発は、非常に勇気のいる行動です。
退職後だからこそ話せた真実。現役では、とても告発できなかったでしょう。
それほどまでに、企業の圧力は強いんです。
でも、消費者には知る権利があります。
自分が口にするものが、どのように作られているのか。
安全性は本当に確保されているのか。
企業の言葉を鵜呑みにせず、しっかりと見極める必要があります。
新卒向けの無料相談で、不正のない健全な企業を紹介。こんな闇企業に入らないために。
まとめ
今回の体験談から学べることをまとめます。
- 腐敗原料での製造は重大な違法行為(食品衛生法違反で刑事罰の対象)
- 消費者を欺く隠蔽体質(腐敗臭を健康成分と偽る)
- 業界に蔓延する不正の実態(データ改竄も日常的)
Tさんは、勇気を持って内部告発してくれました。
腐った原料で健康食品を製造し、それを隠蔽する企業。
こんな会社が存在することに、怒りを覚えます。
消費者の健康を守るべき製薬会社が、逆に健康を害する製品を販売している。
許されることではありません。
あなたも、不正を見つけたら声を上げてください。
内部告発は、社会を守る重要な行動です。
そして、転職する際は、企業の倫理観もしっかりチェックしましょう。
利益だけを追求する企業で働く価値はありません。